なぜ血糖値を気にするべきか
グルコース(血糖)は体の主要なエネルギー源です。しかし急激に血糖値が上がりすぎると、体は大量のインスリンを分泌します。
👉 その結果「急上昇 → 急降下」という波が起き、疲労感や眠気、さらに甘いものへの強い欲求につながります。
頻繁な血糖スパイクは…
老化や細胞のダメージを加速
インスリン抵抗性や2型糖尿病のリスク上昇
気分、集中力、長期的な健康に悪影響
だからこそ 朝のスタートを正しく切ること がとても重要です。朝食がその日の調子を決めます。
甘い朝食の落とし穴
よくある人気の朝食には「隠れ砂糖爆弾」が多いです:
砂糖たっぷりのシリアル
パンやドーナツ、菓子パン
フルーツジュース
甘いヨーグルト
これらは血糖値を急上昇させます。
👉 一度スパイクすると、体と脳は再びその「高い状態」を求めてしまい、一日中甘いものが欲しくなるのです。
日本で砂糖量を確認する方法
日本の食品ラベルには必ず 炭水化物 が書かれており、さらに 糖質 が別で表示されることもあります。
低糖:1食あたり5g未満
中程度:5〜15g
高糖:20g以上(菓子パン、甘い飲料、デザートに多い)
👉 朝食なら、10〜15g以下 を目安にすると大きなスパイクを避けられます。
朝におすすめの食事
砂糖から始めるのではなく、たんぱく質・食物繊維・良質な脂質 を優先しましょう。
良い朝食例(日本で手に入るもの)
卵+野菜 🍳🥦
ギリシャヨーグルト(オイコス、パルテノなど)+ナッツ+ベリー 🥣
オートミール(オートミールはスーパーで簡単に入手可)+牛乳/豆乳+チアシード 🌾
ライ麦パン+アボカドやピーナッツバター 🥑
納豆+味噌汁+ご飯(定番の和朝食、安くてバランス良し)🍚
飲み物
水 💧
緑茶 🍵
ブラックコーヒー ☕(砂糖・シロップは避ける)
スマートな置き換え
フルーツジュース → みかんやリンゴなど「丸ごと果物」
菓子パン → ゆで卵や納豆+ご飯
甘いシリアル → プレーンオートミール+バナナ+シナモン
💡 実は「健康的な食事」の方が安いことも多いです:
コンビニ菓子パン+ジュース = 約400〜500円
納豆+ご飯+味噌汁 = 約150〜200円
安い上に健康的。まさに一石二鳥です。
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血糖コントロールのコツ
筋肉を増やす 💪
筋肉が多いほど、体は血糖を効率的に処理できます。
👉 筋肉は「貯蔵タンク」のように働き、血液中の糖を吸収してエネルギーとして利用します。
年齢別の目安
男性
20〜30代: 体重の約40〜45%が除脂肪量(筋肉+骨)
50代: 約35〜40%
70代以上: 30%以上を維持するのが理想
女性
20〜30代: 約30〜35%
50代: 約28〜32%
70代以上: 25%以上を維持
👉 筋トレ(週2〜3回)が最も効果的な方法です。
甘いものは食後に 🍰
もしデザートを食べたいなら、食事の後に しましょう。
先にたんぱく質・脂質・食物繊維を摂ることで消化がゆるやかになる
空腹時に甘いものを食べるよりも血糖値の上昇が小さくなる
血糖を上げやすい食品の例
非常に高い:白パン、ソーダ、ジュース、キャンディー
中程度:白ご飯、麺類、じゃがいも(量次第)
低め:果物、豆類、オートミール、野菜
⚠️ ただし反応は人それぞれ。体質・年齢・筋肉量・遺伝によって差があります。
厳しくなりすぎない 😌
パンケーキやクロワッサンを楽しむ日があっても大丈夫。人生は制限だけではありません。
👉 大切なのは バランス。甘いものを食べるなら、たんぱく質と一緒に、または食事の最後に食べるのがおすすめです。
✅ まとめ
甘い朝食 = 血糖値スパイク → 一日中「もっと甘いもの」が欲しくなる
バランス朝食 = 安定したエネルギーと集中力
筋肉 = 血糖管理の最強の味方
甘いものを食べるなら「食後」に
👉 フランクのアドバイス: 朝を守り、筋肉を育て、バランスを取りながら人生を楽しもう
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